とどろき集会【4年】
2019年2月14日 19時42分2校時、とどろき集会が行われました。今日の集会は、「みんなが幸せにくらせるまちにするために」というテーマのもと、4年生が総合的な学習の時間「みんなが幸せになるために」で調べて分かったことや考えたことを発表しました。
4年生は、グループごとにバリアフリーについて、盲導犬について、点字について、アイマスク体験や白杖、緑内障について発表しました。
バリアフリーのグループは、上分小学校の中の手すりやスロープの紹介、足が不自由な人が乗る車について、目の不自由な人のためのお札の工夫などを発表しました。
盲導犬のグループは、盲導犬の歴史や盲導犬の育て方について発表しました。
点字のグループは、点字が6つの点の組み合わせで表現していることや点字を考案したルイ・ブライユについて発表しました。
アイマスク体験や白杖、緑内障のグループは、アイマスク体験から学んだことや目が不自由な人の案内の仕方などについて発表しました。
みんなに分かりやすく伝えるために、各グループがクイズをしながら説明していました。全校の子どもたちは、クイズに答えながら点字や盲導犬などについて、正しく理解することができました。また、調べて分かったことだけでなく、自分の感想も発表していました。「点字ブロックの上に、物や人があると危ないので、置かないようにしたい。」「足の不自由な人の専用駐車場を正しく使う。」「いろいろな工夫があることが分かった。もっと増えるといい。」「困っている人がいたら、自分にできることでお手伝いしたい。」など、いろいろな立場の人が幸せになるために、自分たちができることを考えていました。
山口先生が集会の最後に、「今日の4年生の発表を聞いて、思いやりが大切だと思った。上分小学校にも思いやりのために使うスロープや手すりがある。しかし、スロープや手すりで遊んでいる人がいる。思いやりのために使うものも、あるだけでは思いやりにならない。自分たちの使い方次第だ。」と話してくださいました。
バリアフリーの「バリア」は、英語で障壁(かべ)という意味です。バリアフリーは、障害のある人や高齢者だけでなく、あらゆる人の社会参加を困難にしているすべての分野でのバリア(障壁)の除去という意味で用いられています。バリアフリーの設備を整備するだけでは、社会のバリアはなくなりません。一人一人の「心のバリアフリー」が大切です。心のバリアフリーは、バリアを感じている人の身になって考え、行動を起こすことです。困っている人に気付いたときには「○○しましょうか?」と声を掛けたり、何を困っているのか分からない、どんなことをすべきか分からないという場合には「何かお困りでしょうか?」「私にできることはありますか?」などと聞いたりすることが、その第一歩ではないでしょうか。一人一人が心のバリアフリーを実践することで、みんなが幸せに暮らせる町にしていきたいですね。
寒い中、とどろき集会を御参観してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。