言葉には魔法の力がある ~ なかま集会 ~

2019年2月5日 20時12分

 5校時なかま集会が行われました。集会では、5年生が人権劇『魔法の言葉』を全校のみんなに発表し、各学年で話し合いました。人権劇『魔法の言葉』は、5年生が実施した友達から言われてうれしかった言葉、つらかった言葉に関する「言葉についてのアンケート」の結果をもとに作られました。

 人権劇『魔法の言葉』のあらすじ

 サッカーがあまり得意ではないたかしさんは、昼休み、みんなで遊んでいるとき、蹴ったボールが違う方向へ飛んで行ってしまいます。なおきさんに「なんしよん!?」「1点とれそうだったのに、負けるやん!」と言われ、たかしさんの表情は暗くなります。なおきさんに言い方を注意しましたが、「関係ないやん。だまっとって。」と言われたあかりさんは、何も言えなくなってしましました。その場で全部見ていたゆうきさんは何かを考えています。

 劇を見た後、感じたことや自分がこの場にいたらどうするかを、各学年で話し合い、その内容を発表しました。

 せっかく注意してくれたのに、守りなや。

 あかりさん、傷付くよ。

 誰だって失敗するやん。

 みんなで仲よくしよう。

どの学年も、自分だったらどんな言葉を掛けるかを真剣に考え、話し合っていました。

 

 5年生がどうすればよかったのか話し合ったことを劇にして発表しました。5年生のあたたかい言葉を使っていきたいという思いが劇から伝わってきました。

 感想発表でも、

 気が付かないうちにチクチク言葉を使っているので、使わないようにしたい。

 ふわふわ言葉を使っていきたい。

 ふわふわ言葉を使う行動できる人になりたい。

など、たくさんの子どもたちが手を挙げて感想を言いました。

 5年生の発表の中で、

「言葉には魔法の力がある。言葉一つで、心をあたためたり、反対に、人の命を奪ってしまったりするほどの力がある。短い言葉でも、友達に笑顔の魔法をかけることができる。」

という言葉がとても心に残りました。

 5年生の発表を聞きながら、落語家の林家染太さんの話を思い出しました。

「弱音を吐く“の“吐く“は口に+と-と書く。口から吐き出される言葉には、プラスの言葉もあれば、マイナスの言葉もある。マイナスの言葉を使わず、プラスの言葉だけを使えば、必ず夢や希望は“叶う“。」

 心がポカポカあたたかくなるふわふわ言葉(プラスの言葉)を使うと、自然と笑顔になります。口から発する言葉は形としては残りませんが、心の中には残ります。言葉で自分の心にも友達の心にもあたたかい明かりが灯せるようにしたいですね。ふわふわ言葉を使う人が増え、上分小学校をもっともっと笑顔あふれる学校にしていきましょう。

  なかま集会を御参観くださった5年生の保護者の皆さん、ありがとうございました。