1時間目、初任者指導として妻鳥小学校から来てくださっている神尾先生と5年生が、道徳「しあわせの王子」の学習を行いました。
「しあわせの王子」のあらすじ
金色の銅像である「しあわせの王子」は、困っている人たちに、自分の体の装飾品や金箔をツバメに届けてもらいます。食べ物のない人や寝るところのない子どもたちの顔は、次第につやのよいばら色になりますが、王子はねずみ色の体になり、ひびわれてくずれ落ちてしまいます。そして、一緒にいたツバメも寒さでたおれてしまいます。
まず、「しあわせの王子はしあわせだったのか?」を一人一人考え、自分の意見をグループで発表しました。「宝石をあげて困っている人を助けても、宝石がなくなったら、困っている人を助けられないから幸せじゃないと思う。」「町の人は幸せにできたけど、ツバメを死なせてしまったから、どっちでもない。」「ツバメに支えられて、人々に幸せを届けることができた。自分のしたいことができたので、幸せだったと思う。」など、様々な意見が出ました。
神尾先生が、5年生の子どもたちに
「 “支え合う人”がいることは幸せですね。私もこの1年間、みんなに支えられてきて幸せでした。そして、しあわせの王子は、人々に幸せを届けることができたね。みんなにも夢や希望がある生き方をして欲しいです。あと、誇りある生き方をして欲しいと思います。“幸せ”は自分が決めることです。」と話してくださいました。
今日の授業の子どもたちの感想には、「人々が支え合い協力して、たくさんの楽しいことをしたり、悲しいことを乗りこえたりして、自分もみんなも幸せに暮らせる、すばらしい人生を送りたいです。そして、夢や希望をもちたいです。」「自分がしたことでみんなが幸せになると、自分も幸せな気持ちになります。これからは、どんな小さなことでもみんなのためになるように、誇りをもった生き方をしたいです。まずはとなりの人を一番に幸せにします。」「お金や物に執着してしまうけれど、だれかが支えてくれているという思いを忘れず、自分だけでなく、相手も幸せになる社会になるように、できることをしたいです。」と書かれていました。
子どもたちは、今日の学習から本当の幸せとは何かを問い、自分はこれからどのように生きていきたいか、自分の生き方について真剣に考えました。「自分のことだけでなく、相手のことを考えて行動する。」「人が喜ぶことが自分の喜びになる。」そんな生き方をしたいですね。
3学期から始まった月・火・木・金曜日の7時間授業。午前中5時間、午後から2時間の授業でしたが、子どもたちは毎日よく頑張りました。インフルエンザの感染拡大もなく、順調に年間授業時数を確保することができました。(5年生の皆さんは、もうひと頑張りです。)
今日から、平常授業になりました。40分から45分のたった5分ですが、授業がとても長く感じた子もいたのではないでしょうか。
今年度の登校日もあと28日(6年生は27日)になりました。各学年の学習・生活のまとめを確実に行っていきたいと思います。
今週1週間は、「あいさつ週間」です。朝の登校時、計画委員会の子どもたちが、正門と校舎内に分かれてあいさつ運動を行います。給食の時間の校内放送では、計画委員会の子どもたちが「あいさつ賞」を放送しました。
2月の目標は、「相手が元気になるような気持ちのよいあいさつをしよう」です。朝から計画委員会の子どもたちの元気な挨拶が響きました。その声に答えるように、全校の子どもたちも寒い中、挨拶を頑張りました。特に、1・2年生の挨拶が素晴らしかったです。
挨拶は人と人とを結ぶコミュニケーションの第一歩です。これからも、学校や家庭、地域で挨拶の輪をどんどん広げていきたいですね。
5校時、川之江中央ライオンズクラブの石川正人様を講師にお迎えして、薬物乱用防止教室を行いました。
始めにDVD『薬物乱用から自分を守る』を視聴しました。DVDでは、薬物乱用とは何か、薬物乱用するとどうなるか、薬物乱用すると身体はどうなるか、脳への影響などを観ました。薬物を乱用することで幻覚作用、興奮作用、抑制作用の3つの脳への影響があり、脳の働きが破壊されることを学び、薬物乱用の怖さを知りました。子どもたちは真剣にDVDを視聴していました。
視聴後、プレゼンテーションでDVDの内容についてさらに詳しく説明していただきました。薬物乱用によって一度壊れた脳は、二度と元に戻らないこと、一度乱用を始めると自分の意志ではやめられないこと(依存症)、まともな社会生活ができなくなることを学びました。そして、自分ではっきりと断り、絶対に手を出さないことが大切であることを理解しました。
また、自分の夢が必ず叶う方法も教えていただきました。「1日3時間以上目的をもって、10年間努力を続けて10,950時間。努力して、夢に挑戦しよう。」と話してくださいました。
自分の夢を叶えるためにも、絶対に薬物に手を出さない強い気持ちをもち、これから生活していくことを願っています。
今日の給食の献立は、
ご飯
牛乳
すり身揚げ
ほうれん草の煮浸し
豚汁
みかん
です。
今日は、6年の郷司圭汰さんが立てた献立です。献立を立てた圭汰さんの感想が、給食の時間に放送で紹介されました。
圭汰さんの感想
「献立を立てるのは栄養バランスやその時期に取れる旬の食べ物、地場産物などいろいろなことを考えなくてはいけなかったので、そこがとても難しかったです。でも献立を立てるという経験ができて、とてもうれしかったです。」
圭汰さんは、自分が立てた献立をおいしそうに味わって食べていました。
6年生は、献立を立ててくれた圭汰さんに感謝しながら、うれしそうに食べていました。友達が考えてくれた献立は最高ですね。
朝のつどいの時間、校長先生のお話がありました。
今日は、「元号」についてのお話でした。元号は日本だけの表し方で、今年は平成最後の年。平成の前は昭和、昭和の前は大正、大正の前は明治、明治の前は?多くの子どもたちは、「江戸」と答えました。正解は、慶応でした。最初の年号は大化、では平成は何番目の元号になるのでしょう。なんと247番目の元号になるそうです。子どもたちから、「え~。」という驚きの声が上がりました。
平成の始まり、平成元年の上分小の子どもの人数、平成の終わりについてのクイズがありました。平成元年の上分小の子どもの人数は、275人だったそうです。ここでも、子どもたちから、「え~。」という驚きの声が上がりました。今よりも100人以上多かったことにビックリ\(◎o◎)/!
校長先生が、1年生から6年生の子どもたちが生まれた年にどんなことが起こったのか、紹介してくださいました。子どもたちは、自分たちが生まれた年の話を興味津々に聞いていました。
また、新しい元号を決めるルールが6つあることも教えてくださいました。
そして、最後に、「平成の次の時代は皆さんの時代です。大人になり、夢や希望を実現できる時代です。しかし、夢や希望を実現するためには、今が大切!小学校での勉強や人を思いやり大切にする心を育て、一日一日を大切にして次の時代を作って欲しい。」と話してくださいました。
4月1日に発表される新しい元号が今から楽しみですね。未来の自分や未来の社会を作るのは、今の自分です。だからこそ、今この時を大切にしなければいけません。今をしっかり生きていくことが、明日へと繋がっていきます。今やるべきこと、しなければいけないことを一つ一つ確実にやり遂げていきましょう。
朝のつどいの時間、ボランティアグループ「ふきのとう」の皆さんによる読み聞かせがありました。
紙芝居や言葉遊びを楽しむ本など、いろいろな本を用意して読んでくださいました。「ふきのとう」の皆さん、いつも素敵な本を選んでいただき、ありがとうございます。来週の読み聞かせの時間が今から楽しみです。
今日、読んでくださった本を紹介します。
1 年
お話の内容に合わせて、じっくり聞いたり驚いたりしていました。
「ざしきわらし ほーいほい」
「おいしいぼうし」
2 年
文字を並び替えて料理名を楽しく答えていました。
「ねえ、どれがいい?」
「あいうえおりょうり めしあがれ」
「ぶきみなよるのけものたち」
3 年
さかさ言葉で頭と口の体操をしました。
「おにろく」
「くまさん」
4 年
いろいろな料理が出てくるたびに、「おいしそう。」という声が聞こえてきました。
「でんせつのじゃんけんバトル」
「きょうのごはん」
5 年
早口言葉に挑戦し、お口の体操をしました。
「天女かあさん」
「はやくちことば おでんもおんせん」
6 年
お話の世界に浸りながら、静かに聞いていました。
「オニのサラリーマン」
「たいせつなこと」
2月5日(火)放課後、2月の代表委員会が行われました。今月の目標は、計画委員会から提案された「相手が元気になるような気持ちのよいあいさつをしよう」です。各学級から出された実行方法の中から話し合って、次の二つの実行方法を決めました。
自分から進んで大きな声であいさつをする。
相手の目を見て明るく元気な声であいさつをする。
来週1週間は、「あいさつ週間」です。計画委員会の子どもたちが校門や校舎内に立ち、あいさつ運動をします。そして、給食の時間の校内放送で「あいさつ賞」を放送します。
寒さに負けず、全校みんなで朝から気持ちのよい挨拶をして、心をポカポカ温めましょう。
3、4校時、5年生が家庭科の調理実習をしました。今回は、ご飯とみそ汁を作りました。
ご飯は、お米を洗い、量った水を鍋に入れて炊きました。お鍋は火加減が大切です。油断をすると、鍋もご飯も焦げ付かせてしまったり、ご飯が炊けずお米に芯が残ってしまったりします。火加減に気を付けて、上手に炊くことができました。
みそ汁も協力して頑張りました。特に、いりこの頭とはらわたを取る作業は、取り組むうちに段々上手にできるようになりました。みそ汁の実の大根はいちょう切り、ネギは小口切り、油揚げは短冊切りにしました。1学期に比べると、包丁の使い方にも慣れてきました。
出来上がるにつれ、ご飯とみそ汁のいい匂いに、みんなの作る意欲がさらに増してきました。「味噌汁がおいしい」、「ご飯がホクホクしている」と、みんなおいしそうに食べていました。
ご飯とみそ汁は、日本の伝統的な食事(和食)の基本となる主食と汁物です。みそ汁のだしの材料や実は、家庭や地域によって違います。ぜひこの機会に、我が家のみそ汁作りにも挑戦してほしいです。
5校時、なかま集会が行われました。集会では、5年生が人権劇『魔法の言葉』を全校のみんなに発表し、各学年で話し合いました。人権劇『魔法の言葉』は、5年生が実施した友達から言われてうれしかった言葉、つらかった言葉に関する「言葉についてのアンケート」の結果をもとに作られました。
人権劇『魔法の言葉』のあらすじ
サッカーがあまり得意ではないたかしさんは、昼休み、みんなで遊んでいるとき、蹴ったボールが違う方向へ飛んで行ってしまいます。なおきさんに「なんしよん!?」「1点とれそうだったのに、負けるやん!」と言われ、たかしさんの表情は暗くなります。なおきさんに言い方を注意しましたが、「関係ないやん。だまっとって。」と言われたあかりさんは、何も言えなくなってしましました。その場で全部見ていたゆうきさんは何かを考えています。
劇を見た後、感じたことや自分がこの場にいたらどうするかを、各学年で話し合い、その内容を発表しました。
せっかく注意してくれたのに、守りなや。
あかりさん、傷付くよ。
誰だって失敗するやん。
みんなで仲よくしよう。
どの学年も、自分だったらどんな言葉を掛けるかを真剣に考え、話し合っていました。
5年生がどうすればよかったのか話し合ったことを劇にして発表しました。5年生のあたたかい言葉を使っていきたいという思いが劇から伝わってきました。
感想発表でも、
気が付かないうちにチクチク言葉を使っているので、使わないようにしたい。
ふわふわ言葉を使っていきたい。
ふわふわ言葉を使う行動できる人になりたい。
など、たくさんの子どもたちが手を挙げて感想を言いました。
5年生の発表の中で、
「言葉には魔法の力がある。言葉一つで、心をあたためたり、反対に、人の命を奪ってしまったりするほどの力がある。短い言葉でも、友達に笑顔の魔法をかけることができる。」
という言葉がとても心に残りました。
5年生の発表を聞きながら、落語家の林家染太さんの話を思い出しました。
「弱音を吐く“の“吐く“は口に+と-と書く。口から吐き出される言葉には、プラスの言葉もあれば、マイナスの言葉もある。マイナスの言葉を使わず、プラスの言葉だけを使えば、必ず夢や希望は“叶う“。」
心がポカポカあたたかくなるふわふわ言葉(プラスの言葉)を使うと、自然と笑顔になります。口から発する言葉は形としては残りませんが、心の中には残ります。言葉で自分の心にも友達の心にもあたたかい明かりが灯せるようにしたいですね。ふわふわ言葉を使う人が増え、上分小学校をもっともっと笑顔あふれる学校にしていきましょう。
なかま集会を御参観くださった5年生の保護者の皆さん、ありがとうございました。